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MAWO
この敷地は、今治市の閑静な古い住宅地の角地に位置します。三辺が道路に接する環境です。とても穏やかな環境であるのですが、南側道路は、ローカールバスの停留所もあり、人や車が絶え間なく通る感じでした。
クライアントは、どこにいても家族がお互いに気配を感じることが出来るようなオープンな住宅を要望としてお持ちでした。家族のオープンな関係を外部の喧噪から守る考えていく必要を感じました。そこで、各スペースがスムーズに繋がっていくスキップフロアで構成された住宅を提案しました。要望でもあった大きな収納を床下収納で確保することで生まれたレベル差で、スキップフロアーの構成とすることにしました。道路から1.8mの視線のズレは、プライバシーを得ることができます。またスキップしたことで各フロアーは、連続した空間として意識させることができました。そして、2つの大きな木質の壁を通り抜けるように繋がっています。木壁を刳り貫いたような開口は、各フロアーにいる家族の気配を無限にフレームワークしていきます。
ズレながら重なる連続した6層のスペースが、家族の「間を」様々に変化させ偶発的なコミュニケーションを生み、新しい光景や景色との出会いを発生させることが出来たのではないかと思います。
☆Publications
SUUMO 注文住宅 2018 夏(大阪)
SUUMO 注文住宅 2018 春夏(広島・岡山)
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